すごいすと取材記

「わくわくするために、生きていたい!」
淡路島で見つけた、自分らしい働き方

株式会社シマトワークス 富田祐介 さん(40) 兵庫県洲本市

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社会人のスタートは、いきなりフリーランス!

 

「キリンビールの家」。

地元の人々が親しみを込めて呼ぶその家は、古びた看板と共にまちのアイコンになっている元酒店。空き家になった数年後、富田さんたちの手によって、再び人が集まる場所として息を吹き返しました。令和3年5月のことです。
「地元の人に、受け入れてもらえるのか不安でした。でも改装が始まると、向かいの家のおばあちゃんが毎日、毎日見に来てくれたんです。この元酒店で働かれていたそうで、私たちの入居を喜んでくださってホッとしました。」と微笑む富田さん。この空き家をもう一度、人がつながり、わくわくすることが生まれる場にしたいと語ります。

大学で建築を専攻していた富田さん。兄のイベント活動を手伝ううち、アイデアを形にする「企画」というものづくりに興味が芽生え、建築と企画を両立させた仕事に就きたいと考えるようになりました。しかし、希望に添った就職先は見つからず、自分で仕事をつくろうと、大学卒業と同時にフリーランスの道へ進むことにしたのです。
フリーランスの設計士として仕事を始めた富田さんに初めて声がかかったのは、淡路島での古民家再生事業でした。この仕事をきっかけにつながった淡路島のNPO法人を通じて、企画に関わる仕事も少しずつ増え、淡路島との縁もどんどん深くなっていきました。
「淡路島で取り組んだ古民家再生は、自分で設計して、目の前にある素材に自分で触れながらつくる、コンパクトで肌触りのある仕事でした。次は、図面を通していろいろな人が関わりながら、大きな建築物を形にする仕事がしてみたくなり、憧れていた東京へ行こうと思ったんです。」
当初から、フリーランス活動は2年間と決めていた富田さん。計画通り2年でフリーランスに区切りをつけ、「30歳になったら独立しよう。」という決意と共に、淡路島に別れを告げたのです。

 

 

地元で愛されている「キリンビールの家」こと、Workation Hub 紺屋町

地元で愛されている「キリンビールの家」こと、Workation Hub 紺屋町

 

 

古民家再生事業の様子

古民家再生事業の様子

 

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