すごいすと取材記

「わくわくするために、生きていたい!」
淡路島で見つけた、自分らしい働き方

株式会社シマトワークス 富田祐介 さん(40) 兵庫県洲本市

ギャラリーを見る

淡路島が教えてくれた、豊かに生きる意味

 

15年前、初めて開催した大規模な自主企画イベントで、富田さんは苦い経験をしました。
「イベントを楽しもうとたくさんの人が関わってくれたのに、私の力不足で『お手伝い』で終わらせてしまったんです。」
その体験から富田さんは、一番大切にしたい指針を見つけました。それは、「自分たちが、お客様より楽しむこと。」シマトワークスが掲げる「わくわくする明日をこの島から」という企業理念の原点です。
「淡路はたらくカタチ研究島でのワークショップで見つけた、自分自身の生き方でした。なぜ就職しなかったのか、なぜ東京へ行ったのか、なぜ淡路島に戻って来たのか。どの行動を振り返っても、『わくわくする』ことが、私の人生のすべての基準になっていたことに気づいたんです。」
お客様、シマトワークスの仲間、関わってくれる人、どうしたら誰もがわくわくできるのか。いつも最優先に考えながら、日々を暮らしていると話します。

そんな富田さんの夢は二つ。一つは、一緒にわくわくする仲間を増やすことです。
「1人で始めたシマトワークスも、メンバーが3人に増えました。うれしい時に『うれしい』と喜び合えたり、辛い時に『辛い』と言い合える仲間ができたことが、とにかく楽しいんです。」と言います。
「ワーケーションを通して事業やお店を始めたい人を増やし、淡路島をもっと居心地のいい場所にしていきたい。その先で、シマトワークスにも面白い仲間が増えたらいいなと思っています。」
そしてもう一つは、海外から淡路島へ人を招く事業の拡大です。
「はたらくカタチ研究島を立ち上げる直前に留学した韓国で文化財団の方と仲良くなり、お互いの地域を視察し合うようになりました。新しい人脈や価値観の刺激を受け、地元を代謝させたい。まちや人を豊かにしてくれるつながりを、たくさん作りたいんです。」

富田さんにとって、豊かさとは?
「友だちが、周りにどれだけいるかです。私は周りの人たちから幸せをもらっています。友だちや仲間がたくさんいるということは、とても幸せであり豊かな時間が多いということ。そんな人や時間を育てていくことを、これからも大切にしたいんです。」
かつてにぎわった酒店が、今再び人が出入りする場になり、「うれしい」「ありがとう」と言葉を交わし合う関係が育っています。
「その一言があるだけで頑張れます。豊かさってやっぱり、人のつながりなんですね。」

(文/内橋麻衣子 動画/三好幸一 )

 

 

15年前に開催した空き缶バンクプロジェクト

 

シマトワークスの皆さん

 

富田 祐介さんのPOWER WORDわくわくする

今の自分は、自分らしく仕事ができているか、暮らしているか、生きているか。関わる人すべてを楽しませることができているか? 「わくわくとは、自分のいる位置を確認するためのワード」と話す富田さん。人生の豊かさにもつながってゆく、わくわくさせてくれるものって何だろう? どうしてわくわくできるんだろう? 「わくわくするためだけに、生きていたい」と語る富田さんに、語っていただきました!

 

1 2 3 4 5