すごいすと取材記

岩座神地域協議会安田利雄 さん(65) 兵庫県

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先人が守り残した岩座神の遺産、棚田

幾重にも積み重なった石の上に、田んぼが広がる岩座神の棚田。古くは鎌倉時代からつくられたと伝えられる石垣は「寺勾配(てらこうばい)」と呼ばれ、反り返った石積みの美しさが特長だ。棚田と棚田の間に民家が点在している景観も珍しく、平成11年には兵庫県から「景観形成地区」の指定を受けている。

狭い土地の農地を広く使うために作られた「寺勾配」の石垣

狭い土地の農地を広く使うために作られた「寺勾配」の石垣

「棚田を使って、村づくりをしませんか?」
きっかけは旧・加美町(現・多可町)からの提案だった。昭和60年、棚田の保全について協議を開始。平成8年「岩座神棚田保全推進協議会(棚田保存会)」を設立し、平成9年に「棚田オーナー制度」をスタートさせた。「棚田オーナー制度」とは、一定の会費で棚田を借り受け、地元農家と交流を深めながら米づくり体験ができる制度のこと。
21年目を迎えた今年も大阪をはじめとする近隣の都市から、14組のグループや家族が棚田オーナーとして村に通っている。

都市住民と岩座神地区住民が初めて顔を合わせるオーナー対面式

都市住民と岩座神地区住民が初めて顔を合わせるオーナー対面式

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