すごいすと取材記

岩座神地域協議会安田利雄 さん(65) 兵庫県

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棚田オーナーとともに、21年目の村おこし

「都会から人を受け入れることに、最初は抵抗がありました。『田んぼの畦を歩かれると畦が傷む』と言う人もあったり、反対の声は多かったんです。でも、オーナーさんたちがマナーを守って参加していることがわかり、都市の人とのお付き合いにも慣れてきた。かつては、集落に関わりのない人が村に来ることなんてなかったので、付き合い方がわからなかっただけだったんです。時の経過とともに親しくなっていきました。」
「今年もよう来ちゃったね」「来年も来てね」と声をかける村の人。オーナーたちの間にも、近所の人と地元の言葉で親しく世間話ができる雰囲気が生まれていった。これが20年継続してきた成果だと、安田さんは振り返る。
「受け入れ方に『手法』なんてありません。とにかく言葉をかわすこと。それで親しくなってきた。そして時の経過。数年で終わっていては、こうはなりませんでした。」

棚田オーナー制度のイベント前に必ず行う都市住民を招き入れる準備

棚田オーナー制度のイベント前に必ず行う都市住民を招き入れる準備

時々安田さんは、棚田オーナーたちに「いつまで来てくれる?」と尋ねるという。
「オーナー制度がある限り来るって、答えてくれる人も多いんですよ。」
その中には「ここのお米がおいしいから、やめられない」という声も。棚田オーナー制度をきっかけに生まれた、村づくりのもうひとつのキーワード。それがこの「おいしいお米」だった。

田植え後の棚田

田植え後の棚田

棚田オーナー制度では田植えから刈り取りまですべての行程を体験

棚田オーナー制度では田植えから刈り取りまですべての行程を体験

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