すごいすと取材記

岩座神地域協議会安田利雄 さん(65) 兵庫県

ギャラリーを見る

米をつくって棚田を守れ!

「景色として保全するだけでは、棚田は守れません。放棄田に雑草が生え荒れていくように、石垣も草を刈って手入れをしないと、荒れて崩れていきます。この石積みの棚田の景色を後世に残そうと思えば、農地として何かをつくらないといけない。だから私は、ここで米をつくり続けたいんです。」
オーナー制度導入当時、70名ほどいた住人も現在は18戸40名足らず。360枚の棚田を集落の人々だけで守るには限界がある。
「棚田オーナー制度は、棚田を守るための人材づくりでもあります。ここで一緒に取り組もうという人が出て来てくれたら。」
最近は平日でも、カメラを片手に村を訪れる人や散策をする人が増えてきた。かつては警戒心を抱いていた村の人々も「こんなにたくさんの人が来てくれるなら、頑張って棚田をきれいにしていかなくちゃ」と、気持ちが変わってきているという。
「これは、棚田オーナー制度の大きな成果です。日本の原風景を今に伝える癒しの空間として、棚田を残してほしいと思う人がいるのだから、ここの住民である我々があきらめちゃいけないんです。」

稲を育て、雑草を抜き、農地として活用することで棚田は守られると安田さん

稲を育て、雑草を抜き、農地として活用することで棚田は守られると安田さん

1 2 3 4 5 6 7 8