すごいすと取材記

NPO法人日本防災士会横山恭子 さん(46) 兵庫県加古川市

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震災の体験を消防団員として役立てたい

 

家中の家具が倒れ、割れた食器やガラスの破片が床一面に散らばっていた。平成7年1月17日、阪神・淡路大震災により加古川市の自宅で被災した横山さん。数日後、職場で募集された救援物資の仕分けボランティア派遣に思い切って参加した。 「小学生の頃、古切手を集めて海外へ送るという活動に関わったことがきっかけで、ボランティア活動に携わるようになりました。震災時のボランティア活動も、ただ誰かのために何かをしたい、困っている人の助けになりたいという気持ちからでした」 それから数年後、結婚し育児に励んでいたある日、加古川市に新たに発足する女性消防団の団員を募集する広報誌の記事を目にした。 「私のボランティア活動を間近で見てきた父が、応募してみたらと声をかけてくれたんです。震災当時の経験が活かせるかもしれないと思いました」 平成18年、横山さんは女性消防団に入団し、初代代表(分団長)を務めることになった。防火・防災の啓発活動に始まり、応急手当普及員として救命講習にも参加。警防活動の一環として独居老人の自宅を訪問するなど、女性団員としての親近感を活かした活動も増えていく中で、横山さんは自分自身が防災の知識をほぼ持ち合わせていないことに気がついた。 ある思いが芽生えていた。 「消防団は、人が倒れた時に助けに行く、火が出た時に消火するなど、事後の活動が中心ですが、防災は事前の啓発が大切です。防災の知識や技術をもっと学びたいと探すうち、見つけたのが防災士だったんです」 防災士の資格を取得した1年後、5年間活動を続けた消防団を引退。防災士として新たな活動を始めることになった。

 

加古川市消防団女性分団で活動する横山さん

加古川市消防団女性分団で活動する横山さん

 

防火・防災の啓発活動を行う横山さんを始めとする女性消防団

防火・防災の啓発活動を行う横山さんを始めとする女性消防団

 

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