すごいすと取材記

NPO法人日本防災士会横山恭子 さん(46) 兵庫県加古川市

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楽しい体験として身につけてほしいから

 

「防災と地域活動は切り離せません。地域のつながりを上手につくるには、既存の行事に防災を採り入れることがコツです。例えば、ラジオ体操に人が集まる地域には、体操の後、朝ごはんの代わりに非常食の試食会を中心にした防災訓練を行います。待ち時間に炊き出しをすれば、食事の用意をする人たちも炊き出しの練習になるんです」  クリスマス会では「サンタさんが煙突から落ちちゃった」と言って救命講習を開くと、子どもたちが喜んで参加する。 「わざわざ防災訓練として募集をかけなくても、普段からたくさんの人が集まる行事の中でイベントとして行えば、みんなが体験してくれます」 とにかく、防災を楽しく学んでほしいと語る横山さん。 「遊びに来ているだけで、防災の技術が身につき知識が増える。楽しければ周りに声をかけてくれるし、参加しなかった人も次回のイベントに来てくれるかもしれない。そうやって拡げてもらうことが大切です」 横のつながりが希薄になっている現代、まずはその場に参加することが第一歩。地域の中で知り合いが増え、いざという時に相談ができるとわかるだけで、地域への安心感が生まれていく。  「阪神・淡路大震災で、家が揺れ続ける真っ暗な中で聞いた、モノが壊れる音や人の叫ぶ声が、ずっと耳に残っています。そんな不安な中で、できないことばかりではもっと不安です。災害に遭遇した時、訓練で体験したことを思い出すだけで光が見えてきます」 いざというときの安心感につながる防災活動の体験。横山さんには、それを伝えたい人たちがいた。

 

子供会のイベント行事に参加して防災の普及啓発を行う

子供会のイベント行事に参加して防災の普及啓発を行う

 

防災を楽しく学び、地域の中で相談し合える繋がりを作る

 

 

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