すごいすと取材記

NPO法人日本防災士会横山恭子 さん(46) 兵庫県加古川市

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災害弱者こそ避難訓練を!

 

防災介助士の資格も持つ横山さん。その資格を活かし、災害弱者のための防災訓練を全国的に広げる活動をしたいと話す。そのスタートとして、身体障害者とその家族や支援者を対象とした避難訓練を、今年2月に初めて行った。  「昨夏の西日本豪雨で目にした光景がきっかけでした。病院から患者さんたちが自衛隊のボートに乗せられて搬送されていたんですが、重度の身体障害者はボートに乗れません。また、水が引いた後は一面が砂だらけで救急車が近づけず、車椅子ごと抱えて避難しなくてはいけませんでした。自分が避難する時、何人に手伝ってもらい、どれくらい時間がかかるのか、体験してもらいたくて企画しました」 通常の避難訓練では、障害者は危険を回避するため優先的に外に誘導されるため、混乱した状況の中での避難体験の機会が少ないという。 「机の下に潜れない障害者を、誰がどう守るのか。人を守りながら自分の身を守る方法はあるのか。車椅子を抱えて階段を降りる体験もしていただきました」 自分は何を準備しておけばいいのか。避難所に行かなくても生活できるような家づくりや、支援事業所などとの連携づくりは、どうすればいいのか。どこにいけば支援が受けられるのか。 「日頃から調べ、考えることの大切さに気付いてほしかった。防災のスタートは気付くことです」 気づき、考え、準備することで安心につながる防災への取り組み。そこには、もう一つ大切な基本がある。

 

車椅子を抱えて階段を降りる等、身体障害者とその家族や支援者を対象とした避難訓練

車椅子を抱えて階段を降りる等、身体障害者とその家族や支援者を対象とした避難訓練

 

車椅子利用者の方とそのご家族に防寒対策をアドバイス

車椅子利用者の方とそのご家族に防寒対策をアドバイス

 

 

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