すごいすと取材記

にしのみや遊び場つくろう会米山清美 さん(64) 兵庫県

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代表の米山さんは、短期大学の保育科を卒業後、お行儀のよい子どもより、好きなことでのびのび遊ぶ子どもの様子を見るのが好きという理由から、系列の学校法人が経営する幼稚園へは就職せず、公立幼稚園へ。その後、「自分の子どもは自分の手で育てたい」という気持ちからいったん、保育の現場からは離職した。

その後幼児教室講師として復職。二男一女のお子さんに恵まれ、子育てに全力投球していた平成7年、阪神・淡路大震災で被災。西宮市内は地域の公園が仮設住宅に、小学校や中学校が避難所になったことにより、子どもたちの遊び場が失われた。長年、子どもにかかわる活動をしてきた米山さんは、避難所の小学校で無口だったり、情緒不安定だったり、普段とは様子の違う子どもたちを目にして、遊び場を失った子どもたちが気兼ねなく、思いきり体を動かして自由に遊べる場所が必要だと感じていた。

震災からの復興により、街が落ち着いてきた平成11年、復興から置き去りにされていた子どもたちのために西宮ならではの遊び場を作ろうと、市民団体「にしのみや遊び場つくろう会」を結成。11月14日、酒蔵の跡地で開催された第一回目の遊び場イベントでは1000人以上の親子が参加したという。どれほど、被災地の親子は「遊び場」を求めていたか、実感できる成果だった。

「大人や周囲の異変を感じとり、子どもたちは我慢をします。その子たちのために遊び場が必要だと思った」と話す米山さん

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