すごいすと取材記

にしのみや遊び場つくろう会米山清美 さん(64) 兵庫県

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米山さんは、平成23年の東日本大震災で被災した野田村を定期的に訪れ、出前プレーパークなど、被災地で被災された人たちに寄り添う活動をしている。「阪神・淡路大震災で被災した際、青森県八戸青年会議所に浜脇地区子ども会の子どもたちが招待され、心を癒すことができました。その震災がきっかけで、NPO法人日本災害救援ボランティアネットワークの活動にかかわることになり、東日本大震災では、ボランティアを連れて、子どもたちに寄り添うことを始めました。その時に参加してくれたボランティアの中には、阪神・淡路大震災の時小学生だった若者たちもいました。自分たちがしてもらったことに感謝して、手伝ってくれたのです。活動を継続していると、関わる人、関わる世代がボチボチですが増えています」

熊本地震以降は、4月下旬から毎月2回程度、益城町や西原村などを訪れている。阪神・淡路大震災当時と比べ、母子を支援しようとする機運はあるが、子どもたちが明るくふるまい過ぎていることが気になった。「心配をかけまいと無理して元気にしていることに、生活の立て直しに精一杯な大人たちは気付かない。経験者の私たちがボランティアとして、子どもたちに寄り添い、不安な気持ちを吐き出せるようにできればと思っている」
 被災地から離れた関西では、東日本大震災の記憶は徐々に薄れてきているが、復興とはまだ遠い現実があり、この夏も野田村への訪問を予定している。


東日本大震災の被災地、岩手県野田村の保育所で、子育て講座講師を務める

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