すごいすと取材記

吉田利栄 さん(87) 兵庫県朝来市

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写真を通じて続ける地元への貢献

日本赤十字社のボランティアリーダーでもある吉田さんは、震災発生の朝、日赤兵庫県支部からの要請を受け、和田山からカメラを片手に被災地へ入った。
「あくまでも自己完結型のボランティアとして、震災の朝9時には神戸にいました。」
その後、延べ65日間にわたり、救急現場からの無線の対応をはじめ救急車や救援物資の運搬車の先導等の業務に従事するとともに、神戸市内の地震被害をカメラに収め続けた。

阪神淡路大震災当日の灘区付近(吉田さん提供)

阪神淡路大震災当日の灘区付近(吉田さん提供)

「40年以上にわたるボランティア活動で、奉仕の精神が身についた」と笑う吉田さん。定年で職場を離れた現在は、行政の刊行物をはじめ観光パンフレットやホームページ、その他ラッピング電車など、「朝来市の風景として使用されている写真は、私が撮影したものも少なくありません」との言葉通り、依頼があればすべて無償で提供。撮影のため、重さ20キロにもなる機材を背負い、山に登ることもあるという。また地元の道の駅では、所属している和田山写真クラブのメンバーおよそ15人と共に、作品の展示活動を12年間続けているほか、朝来市、養父市、福知山市の公民館では写真教室の講師も務めている。

そんな吉田さんに、平成19年11月1日、朝日新聞社から一本の電話が入った。

長きにわたり日本赤十字社のボランティアを務める

長きにわたり日本赤十字社のボランティアを務める

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