すごいすと取材記

鹿工房Los Cazadores(ロス・カサドーレス)吉原剛史 さん(43) 兵庫県朝来市

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猟師としての使命に生きる

「猟師になろうと思った理由は、山の管理をするため。山に入る仕事をして、山を知らなくちゃいけないと思ったんです。山は自然環境の源だというのが持論です。山を保全することで、河川も近海も生態系も整い、朝来が魅力ある土地であり続ける。そうすると移住者が住みたいと思うようになります。僕自身、朝来に来てから生産者側の視点で世界が見えるようになり、山・自然・水が身近になったことで、これからの社会の在り方を考えられるようになりました。山の仕事に取り組むことで、少しでも世間に恩返しができる気がするんです。」
「だから、もっと山を理解したい」と話す吉原さん。
「鹿や熊の生態や行動を知っておかないと、共存共栄はできません。作物の豊作と凶作のバイオリズムも知らなくちゃいけない。自然に沿った生き方で山を知り、山と『同化』したいんです。狩猟は仕事ですが、命と向き合う以上、どこか後ろめたい感覚はあります。だからこそ残された鹿や僕たちが共存し、ハッピーな環境をつくることが猟師としての僕の使命だと思っています。そこまでいければ、人生に悔いはありません。」

罠づくり、射撃練習など、準備を重ねて迎える狩猟シーズン

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仕留めてすぐに血抜きした鹿肉を工房で解体

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