すごいすと取材記

鹿工房Los Cazadores(ロス・カサドーレス)吉原剛史 さん(43) 兵庫県朝来市

ギャラリーを見る

旅は旅を楽しむ為に有る

「20歳の時でした。旅の途中で出会った仲間に『何のためにオーストラリアに来たの?』と聞かれ、『自分探しかな』と答えたら『旅は旅を楽しむためにある。それ以外のものを求めちゃ旅に失礼だ』と言われたんです。衝撃でした。」
その後の人格形成に、大きな影響を与えた言葉だったと吉原さんは振り返る。
そんな吉原さんだが、16年間のオーストラリア生活では、どこか燃焼しきれない自分を感じていた。
「自分自身が生まれてきた存在意義を、活かしきれていない気がしていました。自分の人生を考えるだけではなく、日本へ恩返しができないかって……。」
その一つの答えが、地域おこし協力隊として地域に溶け込むことであり、朝来市に定住することだった。
「協力隊員や移住者がやって来ると、『こいつ、どうしようもないから助けようぜ、なんとか支えてやろうぜ』って、おっちゃんたちが盛り上がるんです。僕という存在を通して、地域の中で新しいことが起こり、みんなの潜在能力が発揮されて元気になるんです。僕自身は家を買って、やっと地域の一員になれました」と笑う吉原さん。
「僕にとって、旅は人生でもあります。旅の中でも人生の中でも、何をするにしても『楽しむ』ことが大前提。今この時も、人生も、その先に楽しさがなかったら、やる価値はないというのが僕の選択基準です。『この道だ』と選択したら、後はただ楽しむべき。最大限自分を活かしてやろうと思っています。」

(公開日:H30.01.25)

(公開日:H30.01.25)

1 2 3 4 5 6 7