すごいすと取材記

猟師吉井あゆみ さん(48) 兵庫県

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朝来への移住

大阪出身の吉井さんは、お父さんの趣味だった猟にお供して、子どものころから近隣県の山に入っていたという。獲物が食卓に上ることもしばしばあり「初めて鹿肉を食べたのがいつだったかなんて覚えてない」というぐらい、猟はごく日常のものだった。

そんな吉井さんが朝来に家を持つことにしたそもそもの動機は、猟ができることに加えて動物たちとの暮らしを望んだからだった。

「十分な土地があって、動物の鳴き声やにおいが苦にされないところがいいなと。ただ移住者を募集する地区でも、いざ相談してみるとなかなか話がまとまらない。そんな中、朝来で土地を売ってくれるという人が見つかって、とんとん拍子に話が進みました」

吉井さんの住む集落にある公園は、見事な藤棚があることで有名。

「ほんの2週間ほどの間に5~6万人もの観光客がやってきて、住民みんな駆り出される。今年もハッピを着て受付に立ちました」

そんな開けた土地柄だったからよかったのかもしれないと吉井さんは振り返る。

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