すごいすと取材記

播磨マリンクルー代表吉政静夫 さん(79) 兵庫県

ギャラリーを見る

今の海を守る

すっかり遠くなった海岸だが、海岸線に設けられた県立高砂海浜公園に砂浜が残る。

といっても、埋め立てられた際に作られた人工の砂浜だ。ここが今の高砂っ子にとっての、唯一の海との接点となっている。

近年ここでアオサの異常発生が続き、アサリなどの干潟生物を脅かし、悪臭の原因ともなっている。

子どもたちのために地引き網漁を企画した吉政さんもその惨状に頭を悩ませた。

しかし、ここでもチャレンジ精神が燃え上がる。吉政さんは地域住民に呼びかけて高砂海浜公園海辺の保全集いの会を結成。アオサの回収を地引き網漁の体験とセットにして、子どもたちも一緒に清掃活動を楽しめるイベントに変えてしまった。

平成24年9月に行われた第1回目には約120人が参加。1時間程度で、買い物カゴ100個ものアオサが集まった。

翌年も月に1度ほどのペースで、地域住民、子どもたちを巻き込んで海岸のアオサ回収を実施。地域住民が海に触れる貴重な機会ともなっている。

アオサお掃除大作戦

県立高砂海浜公園で行われた「アオサお掃除大作戦」。
明石高専と協力し、アオサを使った堆肥づくりにも取り組む。

吉政さんに協力する漁師の山口初雄さんは、「高砂には海があることを、ちゃんと思い出してもらえる、そして子どもたちに高砂の海のことを伝える機会をつくってくれることがありがたい」と活動に寄せる思いを語った。

漁師さんとともに

高砂港にて山口さんと吉政さん。山口さんの船で底引き網体験も実施したことがある。

1 2 3 4 5 6