すごいすと取材記

NPO法人多言語センターFACIL 理事長吉富志津代 さん() 兵庫県

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想像と創造

多言語による情報発信、多様な文化背景を持つ子どもたちの育成活動、外国人自助コミュニティの運営支援、行政機関への政策提言など、吉富さんの活動範囲は多岐にわたる。

現場の知見やノウハウを社会に根づかせるため、現在吉富さんは大阪大学で教鞭を取りながら、研究活動や論文発表を精力的に行っている。

 

そんな吉富さんが、学生たちによくかける言葉が「想像と創造」だ。

学生たちと接していて気になるのは、想像する力が足りないと感じること。創造、つまり何かをつくり上げるには想像する力があってこそ。そのことを若い人たちに伝えたいと語る。

学生たちのフィールドワークとして、FMわぃわぃが恊働するインドネシアのNGO「コンバイン」とともに被災地の村を訪れ、コミュニティ防災の活動状況を学ぶ。

「活動を続けてきて思うのは、成果とはすぐに出るものではないし、何事も少しずつしか変わらないということ。これはNPO活動も教育も同じです。やり続けることで少しずつ変わっていく。これが“ゆるゆる”とした居心地の良い社会の成熟につながると信じています」

自らの信条、生き方である「Que sera sera」(ケ・セラ・セラ=「なるようになる」の意)を座右に、多様な人々が手を取り合う多文化共生社会の実現にむけ、今日も自分にできる活動を地道に続けている。

(公開日:H26.9.25)

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