ぐるっと生瀬運行協議会
西宮市生瀬

③住民と住民を『繋ぐ』
「バスに乗ったら新しい友達ができた!」

バスの利用者同士で、ランチやショッピングを楽しむ『バス友』という関係も生まれている。

というのも『ぐるっと生瀬』には、バス利用者同士の交流が生まれやすいヒミツがあるのだ。それは、最大乗車人数が13人(運転手を除く)という絶妙な車内空間だ。市バスのように広すぎては交流は生まれない。乗用車のように狭すぎても交流は生まれない。つかず離れずの絶妙な距離感が、『バス友』を生み出した。『ぐるっと生瀬』の『バス友』、名付けて『ぐる友』!(笑)

他にも、「頻繁に外出をするようになった」「外出範囲が広がった」「他地区へ初めて足を踏み入れた」「数年ぶりに友人と再会した」などという声がある。

人と交流をすることにより、世界が広がり生活が楽しくなる。近くに住んでいても、場がなければ交流は生まれにくい。いつの時代にも人との出会いは大切である。

『ぐるっと生瀬』は、交流が生まれる場を提供しているのである。

『ぐるっと生瀬』は「住民と安心」、「住民と生きがい」、「住民と住民」を『繋ぐ』を実現させている。

『ぐるっと生瀬』をPR


(取材日平成30年11月7日・平成30年11月19日)

ぐるっと生瀬運行協議会活動のポイント

  1. 地域住民組織が中心となって、コミュニティ交通の運行を行っている
  2. 関係者が活動の先に「地域おこし」という共通の目標を掲げている
  3. “助ける”だけではなく、“助け合う”という姿勢で活動を行っている

地域活動に関わる方々が感じる魅力

阪上理事長

ぐるっと生瀬運行協議会
阪上理事長

「一番大切なのは『継続すること』だと考えています。」 準備会の発足時より協議会を支え続ける。「『ぐるっと生瀬』の場合、協議会組織の『継続』がバス運行の継続に直結します。中心メンバーの不足や高齢化が課題となっています。」 「現役世代で、空いた時間に協力してくれる方もいますが、やはりメインで動くとなると難しい。」 他にも、「頻繁に外出をするようになった」「外出範囲が広がった」「他地区へ初めて足を踏み入れた」「数年ぶりに友人と再会した」などという声がある。 人と交流をすることにより、世界が広がり生活が楽しくなる。近くに住んでいても、場がなければ交流は生まれにくい。いつの時代にも人との出会いは大切である。 「継続には大変労力が必要です。生瀬のみなさんの協力が必要です。」 今後も『継続性』をキーワードに、組織運営の舵取りを行っていく。

石原事務局長

ぐるっと生瀬運行協議会
石原事務局長

「初めはバスの運行に反対でした。」 「理由は、生瀬に来たのはその方の自己責任。だから、たとえ移動が困難になっても自分でどうにかすべきなのでは、と思っていたんですよ。」 しかし、青葉台自治会長になったとき「本当に地域の方が3人くらい、私の後を付いて歩かれるんです。『助けてください』と。それで本当に助けが必要なんだな、とわかりました。」同様の内容の手紙も、たくさん受け取ったという。 そんな時に目にしたのが、原点となる平成21年の取り組みの記録だった。「初めて尽くしの中、様々な困難に立ち向かわれたことに、心を打たれました。先輩方の頑張りを無駄にしてはいけない。私も頑張らないと、と思いました。」 今もなおボランティアで第一線に立ち続ける原動力だ。

阪急タクシー(花田さん)

ぐるっと生瀬運行協議会
阪急タクシー(花田さん)

「我々は、地域の方がおでかけしやすい環境を提供したい、という想いで参加いたしました。」 「当時は、タクシー事業以外に手を出したことがなかったので、コミュニティ交通の運行に携わることは、かなりのチャレンジでした。ただ、地域の皆様との結びつきをもっと強めたいと以前から願っておりました。そこで、思い切って参加を決意したんです。最初は苦労もありました(笑)勉強して事業免許を取ったり、新たにバスの運転免許を取得してもらったり。でも、本当に参加してよかった、と思っています。」 「運転手の皆さんも、ドライバー人生の花道として住民の皆さんの助けになれたことに感謝している、と言ってくださいます。私自身も生瀬のこの取り組みが、だんだんと楽しみになっています。」

地域公共交通アドバイザー(山室さん)

ぐるっと生瀬運行協議会
地域公共交通アドバイザー(山室さん)

「我々よそ者だけでできる取り組みではない。間違いなく、そう思います。」 地域公共交通アドバイザーとして平成23年春頃から関わり続けている。相談があるたびに、もう一人のアドバイザーである富山大学の猪井准教授とともに、アドバイスを行っている。 「コミュニティ交通が本当に上手く機能するには、地域のために頑張ろうという想いを持ち、実際に考え、動く『人』がその地域にいらっしゃる、集まるということが最も大切です。」 「生瀬には、私たちが何も言わなくても、自発的に活動をされる方々がたくさんおられます。すごいことだと思います。これからもどんどん前進して、健康づくりや地域活性化に繋がってほしいですね。」 「なかなかたくさんの思い出がありますので、数分では語りきれませんね(笑)」

西宮市(山本さん)

ぐるっと生瀬運行協議会
西宮市(山本さん)

「交通困難を解決した模範事例だと考えています。」 西宮市に対して「コミュニティバスが欲しい」と要望が寄せられることは少なくない。「市役所に相談に来られた方々には、『ぐるっと生瀬』の活動を紹介しています。実際に試乗をされた方もいらっしゃいますよ。他地域の方々も大変勉強になる、とおっしゃっています。」 「生瀬の頑張りを、西宮市の各地域に広めて行きたいと考えています。ゆくゆくは『第2第3の生瀬』が登場してほしいと思います。」 「『ぐるっと生瀬』のますますの快走。それが他地域に波及し、ひいては西宮市全体の活性化に繋がることを大いに期待しています。」

吉田副会長

ぐるっと生瀬運行協議会
吉田副会長

「私たちの地域は、高齢化率が40%の後半なんです。生活する上で、バスの存在が非常に重要だと考えています。」

青山副会長

ぐるっと生瀬運行協議会
青山副会長

「私たちとしても助かっています。また、70歳を超える方が免許の返納を進んで行っている、と聞きます。」

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