高平郷(たかひらさと)づくり協議会
三田市高平地区

「メンバーみんなで取り組む多彩な活動」

例えば、高平地区ならではの豊かな自然に触れる活動として「しめ縄づくり講習会」を開いたり、地域産業のひとつである米作りにスポットを当てた「高平小学校食育教育」では、子どもたちが田植えや稲刈りを体験。その他、認知症や終活のための講座や、防災訓練、さらに平成28年5月より羽束川の清流で羽束川漁業組合との共催として「あまご・にじますふれあいつかみ取り体験」を開催。「取った魚を炭火で焼き、命をありがたくいただこう」という趣旨のもと、大阪などの市外からも多くの人が参加しにぎわいを見せ、今では恒例のイベントになっている。

そして、地域情報のかわら版として、地区のみんなから好評を博しているのが「高平郷づくり通信」だ。
高平郷づくり協議会の各部会の活動報告から、「小学校」や「長寿会」、「ふれあい活動推進協議会」まで、高平地区のニュースを掲載し、3ヵ月に一回発行している。

広報委員長として紙面の制作を担当するのが、西るみさん。
「通信作りをきっかけに、各部会や団体の皆さん、地域の人と密接に関わることができるようになりました。広報を担当させていただいて本当によかったと思っています。」と話す。

こうした活動ともう一つ、高平郷づくり協議会の発足をきっかけに始まった役割がある。


高平地区ならではの豊かな自然に触れる活動として「しめ縄づくり講習会」を開いたり、
羽束川の清流で「あまご・にじますふれあいつかみ取り体験」を開催。

「先輩移住者が受け入れ窓口!」

高平郷づくり協議会のもう一つの役割。それは、若い世代が地元を離れ、高齢者が施設へ入った後に残される空き家や古民家を活用した、移住者の受け入れ窓口になることだ。これまでに7組が移住、現在3組が住居や田畑整備の準備に取り組んでいる。

そうした移住を望む人たちの相談窓口が、第1部会(環境美化)部会長を務める佐藤英津子さんと、ご主人で 副部会長の佐藤秀一さん夫妻。高平地区に移住して8年目を迎える、先輩移住者だ。NPO法人里野山家として、里山保全や自然エネルギー活用を軸に、自然との共生活動を行っている。

不動産会社に紹介された古民家を目にした瞬間、「ここだ!」と決めてしまったと笑う英津子さん。移住当初は、地域の人々に顔を覚えてもらうため、掃除や旅行など地域行事に夫婦で積極的に参加したという。

「温かく迎え入れていただき、気が付けば高平郷づくり協議会の部会長と副部会長になっていました(笑)。」
移住希望者はまず、さとカフェでお茶とお菓子を共にしながらの情報交換からスタート。その後、困り事の相談や夢を語る地元の人たちの集い「井戸端会議」や、イベントに誘うという英津子さん。「どんな人が暮らしているの?」「移住してきた人はどんな暮らしをしているの?」といった疑問や不安を解消し、安心して移住できる環境を提供することにも、大きな役割を果たす場になっている。

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