NPO 法人More 繁盛
宍粟市一宮町繁盛地区

消滅に向かうふるさとを、みんなの手で守ろう!

「私たちの地域が消滅に向かうのを、このまま何もせずただ待つだけでいいのか?」
繁盛小学校の閉校が決まった時、「自分の地域を守りたい」という想いが、繁盛住民の中にふつふつと沸き立ち始めた。
「若者は都市部へ出ていき、地域の少子高齢化はどんどん進んでいました。宍粟市も消滅可能性都市(*)の一つに挙げられていたんです。」
More繁盛の副理事長で、当時、繁盛地区の自治連合会長を務めていた梶浦廣人さんは、「住民が少しでも楽しく生活できる地域を守ろう」と、地区の8つの自治会の会長たちに声をかけた。その中の一人が、現在More繁盛の理事長を務める米田正富さんだ。「先の見えない状況の中、やれるだけのことをやろうという想いでした」と振り返る。

梶浦さんは8人の自治会長と共に、地域活性化委員会を設立。立ち上げのイベントを、繁盛小学校の閉校式の日に合わせて開催することにした。閉校式には地域住民も参加するため、繁盛地区の活性化活動を始めることを周知する場にふさわしいと思ったのだ。 平成28年3月26日、閉校式の後に開催したイベントには約200人の地域住民が参加し、「繁盛地区を守るために、みんなで頑張ろう」と盛会のうちに終了。しかしその数日後、すでに委員会は存続の危機に直面することになった。

*消滅可能性都市:民間有識者らでつくられた「日本創成会議」が、平成26年に発表した独自の試算で、2010年から40年にかけて、20~39歳の女性の数が5割以下に減ることで少子化や人口移動に歯止めがかからず、将来的に消滅する可能性がある自治体を指す。

 

旧繁盛小学校

平成28年に閉校となった旧繁盛小学校の目の前には美しい景色が広がる


1 2 3 4 5