すごいすと取材記

観光農園で地区を守れ!
集落存続危機に直面した淡路市生田大坪で
地域ぐるみの営農に取り組む岡田昭男さんの挑戦

大坪だんだんファーム(株式会社大坪営農) 岡田昭男 さん(72) 兵庫県淡路市

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カーブが続く山間の道を抜けると、空に向かって広がる緑たっぷりの段々畑を背景に、大坪だんだ んファームの姿が現れます。ほ場整備 (*)と集落営農 (*)で農地を守るため、集落のみんなで 農業経営に取り組み始めた地域づくり事業は、集落内の農地ほぼすべてを営農組織に集積すること に成功。4年後には株式会社化し、ほ場整備工事に着手します。令和2年2月には、観光農園をオー プンさせますが、新型コロナウイルスの影響で1カ月間の休業に追い込まれました。そんな予期せ ぬ事態も、慣れない農業経営に取り組む不安との葛藤も、「攻めの農業」で乗り越えると語る岡田昭 男さん。経営に取り組むモットーとは? 思い描く未来の集落の姿とは? 岡田昭男さんにお話しいただきました。

 

岡田昭男(おかだあきお) 72才。昭和 22 年、津名郡(現淡路市)生まれ。平成 20 年に郵便事業株式会社(旧郵政省)を定年退職し、生まれ故郷である淡路市生田大坪 へUターン。両親の介護と実家の農地で農作業をスタートした矢先、集落存続危機 の相談を受けたことで一念発起。「年金を受け取りながら、畑仕事と共にゆっくり余 生を送ろう」と思い描いていた故郷での暮らしが一転、定年退職を迎えた仲間と共に 集落営農の経営者として多忙な日々を送ることになった。どんな苦境も「血液型がO 型で良かった」と、冗談を口にしながら笑って乗り切る楽天的な明るさで、初めての 「農業」と「経営」にチャレンジを続けている。

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