兵庫県立太子高等学校兵庫県揖保郡太子町

太子町の銘菓、播欧菓

 太子みそを調べるうちに、コラボ商品を作ったお店があると知り取材することにした。同じく太子町にある「菓子の樹」だ。「菓子の樹」は、ケーキやマカロン、ガトーブランシェといった商品が人気で、幅広い年齢層の人が訪れる店だ。ここでは太子みそを使った「播欧菓(ばんおうか)」というマドレーヌがコラボ商品として売られている。今回、取材をしたのは「菓子の樹」のチーフパティシエである、井口正登(まさと)さんだ。「特産品を使って町の銘菓になるものを作りたい」という想いから、太子加工合同会社に、太子みそとのコラボレーションを持ちかけたのがきっかけだった。
この商品は企画から半年の構想を経て、2018年には本格的に太子町産業経済課と連携が始まった。3カ月間もの試作を繰り返し、ついに同年7月1日に販売を開始した。
「播欧菓」を作るにあたって、「みそを洋菓子に落とし込む作業で美味しいと思うまでもっていく中で、みそという味が強いものを繊細な洋菓子に合わせることが難しかった。」と、井口さんは話した。みそのマドレーヌということで、みその分量を調節し試作を繰り返した。普通はあまり洋菓子に使用しない上白糖などの材料を使って美味しくすることには苦労したそうだが、いろいろな発想やこれまでの菓子作りで培った経験を活かした。
「コラボ商品を作ったことで太子みそを使った『播欧菓』が太子町の銘菓として認識されていっていることや、商品名の『播欧菓』と検索すると、太子みそのページにつながるように商工会の人が協力してくれたことも嬉しかった。また、コラボ商品を作る過程で、産業経済課、商工会、太子加工合同会社の方々からの意見を商品作りに活かせたことが良かった。」と、井口さんは話した。
「播欧菓」の味は食べた最初にみそを感じさせず、後からみその余韻が残る感じだ。そこに苦労があったという。この「播欧菓」は、テレビやラジオにも取り上げられるようになりお土産として多くの方々に買われるようになった。「太子町」や「太子みそ」の認識にも貢献している。

 

太子みそを使っている播欧菓

 

菓子の樹のパティシエ井口正登さんに取材をしている様子

 

今回の取材を通して、太子みそが地域の活性化に貢献していることを知った。取材の際に太子みそを味わわせていただいて、太子みそは市販のみそと比べると甘味のあるみそだと感じた。まだまだ知名度が低いのでもっと皆さんに太子みそを知ってほしいと思う。皆さんも太子町で復活した幻のみそ、太子みそを味わうために太子町を訪れてみてほしい。

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ライター・カメラマン

 

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