丹波ハピネスマーケット実行委員会
丹波市

丹波の地に、たくさんの人を集めたい!

「おはようございます!」
朝8時半。元気な挨拶が交わされる中、柏原八幡宮のふもとに広がる空き地では、マーケットのブースづくりが始まっていた。それぞれの出店ブースが商品を並べ終えるのを待ちきれず、次々に訪れ始める来場者たち。そして迎えた午前10時、マーケットがオープンした。

きっかけは、商店街に店を構えるバームクーヘン工房のオーナーが、元気がなくなっていく商店街に人が集まる仕組みをつくりたいと声をあげたことだった。
ベーカリーショップのオーナーで実行委員会の代表を務める吉田賢一さんは、自らも丹波地域でイベントを立ち上げたいという想いを抱えていたという。
「当時からいろいろな地域のイベントに出店していたので、マーケットが交流の場として機能する様子を目の当たりにしていました。声をかけられた時『やりましょう』と即答しました。」と話す。
「商店街で朝市やフリーマーケットを開いてはどうかというアイデアが出た時、地元でまちづくり活動に携わる知人に相談したんです。その時彼がくれたアドバイスが、月に一度、定期市を開催することでした。」と商店街で薬局を営む実行委員の梅垣友一郎さん。

「この地域に、たくさんの人を呼ぼう。」
吉田さんや梅垣さんたちの想いに、地元商店の若手経営者たちも賛同し、実行委員会を設立。定期市を提案してくれた知人をアドバイザーに迎え、開催に向け動き出した。

 

毎月第2土曜日は、ハピネスへ出かける日!

スタートにあたり、実行委員会では二つの目標を確認し合った。その一つが、丹波市を人が集まる地域にすることだった。
「週末になると三田市や神戸市へ遊びに出かける市内の人たちに、丹波市にも素敵なところがあるんだと見直してもらえる仕組みをつくりたかったんです。街より丹波で暮らすほうが、魅力的だと感じられる地域にしたいと思いました。」と、商店街で雑貨のセレクトショップを営む実行委員の竹内紀美子さんは言う。

そしてもう一つの目標は、若い起業家たちのチャレンジの場にすること。新たに事業を始めたい人が、マーケットに出店することで自分の顧客を生み育て、商店街や丹波市内で店を構えるきっかけにしてほしい。そこから地域づくりにつながってほしいという想いだった。
そんな二つの目標を胸に、商店街を中心とした様々な店舗に、出店を頼んで回ること約1カ月。平成24年9月12日、約20店舗が集まり第1回「丹波ハピネスマーケット」が開催された。

 

ハピネスマーケット

ハピネスマーケットの看板と会場案内板


「まずまずの集客でした。当時のイベントとしては珍しく、会場に音楽が流れるおしゃれなマーケットを開くことができました。」と竹内さんが懐かしそうに話す。 「その後、アドバイザー役の知人が他県でも関わっていたマーケットのつながりを通じ、開催のたびに京都や大阪、滋賀などからも素敵な雑貨や飲食の出店者を連れてきてくれました。丹波市内だけではなく、敢えて遠方の出店者にも参加してもらうことで、地元の人がいっそう楽しめるようにという狙いがあったんです。」  そのかいあってハピネスは、「おいしくておしゃれなマーケット」として少しずつ地域に定着。初めての開催から8年、現在では一回の出店数は約50店、市内外からの来場者数は約2千人という人気のマーケットに成長した。

 

ブースづくり

朝早くから出店者が趣向を凝らしたブースづくりを行う


訪れる来場者たち

マーケットに訪れる来場者たち


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