未来のすごいすと

NPO法人 本と温泉兵庫県豊岡市

出版の新たな形「地産地読」

第一弾は『城崎にて/注釈・城崎にて』。浴衣の袖の中に収まる豆本サイズ。志賀直哉の原文に、仔細な解説や裏のストーリーが注釈として添えられている。版ごとに異なるカバーの色も人気の秘密。

「どこでも本が手に入る今の時代に、ここでしか買えないということがおもしろい。」 関西を舞台にした作品を発表し続ける人気作家・万城目学さんが企画に共感。『城崎裁判』を執筆。[写真:平成28年東京国際文芸フェスティバル・地域サテライトイベントにて]

第二弾の『城崎裁判』は、温泉に浸かりながら読書ができるよう、タオル地のブックカバーと耐水ペーパーが特徴。万城目さんは城崎に滞在し、実際にまちを探索することで物語を書きあげた。読めばまちを歩きたくなる、ガイドブックのような本。

第三弾は湊かなえさんが登場。城崎温泉は、昔からプライベートの骨休めに訪れる大切な場所という湊さんの作品は『城崎へかえる』。「執筆は、城崎温泉を好きでいてくれる方にお願いしたい」というメンバーの想いを、二つ返事で受け止めてくれた。

『城崎へかえる』の装丁はカニの殻をイメージし、色も手触りもリアルに再現。旅館「泉翠」では料理長と相談し、焼きガニを連想させるディスプレイに。遊び心でも読者をひきつける。[第51回造本装丁コンクール奨励賞および理事長賞受賞]

1 2 3 4 5