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環境循環団体くるり

CO+COすごい
2022/11/18
三田市
環境循環団体くるり

あらゆる生命と思いやりを循環させたい!
誰もが生きやすい共生社会を目指して

あらゆる生命と思いやりを循環させたい!
誰もが生きやすい共生社会を目指して

「大量生産・大量消費に慣れきった私たちが忘れかけている、生命の循環にもう一度気付こう!」地球上の人や動物、植物など、あらゆる生命が“くるり”と循環する社会づくりへの想いを名前に込め、三田市を中心に活動を続ける環境循環団体「くるり」(以下、「くるり」)。循環型社会(*)の実現を通じ、「誰もが生きやすさを感じられる社会をつくりたい」と語る、代表の森蓮音(れんね)さん。目指しているのは、人や自然、ものだけではなく、やさしさや思いやりも循環させること。さらに、そんな循環から生まれる心地よさを、伝えつなぐ人であふれる社会をつくること。子どもから高齢者まであらゆる世代の人たちと、様々な活動に取り組んでいる。

*循環型社会: 廃棄物(ゴミ) の発生を抑え、できる限り有効活用することで、天然資源の消費を抑制し環境への負荷を減らそうとする社会

【環境循環団体くるり】
令和3年4月、関西学院大学教育学部に通う、当時大学3年生の森蓮音さん(代表) と藤本紗理奈さん(副代表)が、「循環」と「共生」をテーマに、地域の環境保全や環境教育に取り組む地域団体として立ち上げ。森さんが生まれ育った三田市を拠点に、ビオトープの再生や竹林整備、竹材の有効活用としての竹炭パウダーの販売、さらには、スーパーで売れ残った食材を使った地域食堂の運営など、様々な活動を展開している。

環境を守る大切さに、みんなで気付こう

「きっかけは、高校生の時、ニュージーランドへの留学中に増えてしまった体重を戻すため、ヴィーガン(*)に取り組むようになったことでした。」
シンプルな食生活に取り組む中で、食事も環境問題に影響することを知った森さん。廃棄物をはじめ地球温暖化や水不足、貧困などを学ぶうち、「できるだけゴミを出さない」「プラスチック製品の使用を減らす」「生ゴミのコンポスト(*)化を行う」といった生活を始めるようになった。

大学へ進学し2年生になった令和2年、新型コロナウイルスが発生。感染拡大の影響で、授業がすべてオンラインになり、予定していた途上国へのボランティア留学も中止になってしまった。
「パソコンに向かうだけの毎日でも、何かできることはないだろうか。」と考えた森さんは、同じように留学が延期になってしまった同級生の藤本さんに相談。関心を寄せている「環境」と大学で学んでいる「教育」を取り入れた活動を始めようと、二人で「くるり」を立ち上げた。
「『プラスチックを減らそう』『地球にやさしい生活をしよう』と言っても、言葉だけでは届かない。直接自然に触れる活動をすることで、環境問題への意識が芽生えるのではないか。」と考えた森さんは、子どもたちが好きな虫や生き物に注目。手で触れ、観察することを通して、環境について学べるビオトープを、地元の三田市で始めることにした。

*ヴィーガン: 動物性由来の食材を使った食べ物を取り入れず、野菜や果物を中心とした食生活を送るライフスタイル

*コンポスト: 枯葉や生ゴミなどの有機物を分解・発酵させて作った堆肥のこと

子どもたちが身近な自然や環境について関心を持つきっかけに

ビオトープに学んだ「手を動かせば地域が変わる!」

ビオトープを始めるにあたり、森さんが相談したのが、知人の紹介で知り合った廣谷龍児さん。グラフィックデザイナーとして働きながら、三田市の地域団体「草源舎」の代表として、里山整備や竹林整備、草刈りなど様々な活動に取り組んでいる廣谷さんの頭に浮かんだのは、三田市の公園で管理が行き届かず放置されていたビオトープだった。相談した市議会議員と共に、廣谷さんが市に掛け合って作業の許可を取り付け、ビオトープの再生活動に取り掛かった。

令和3年4月に開催した1回目の活動は、ビオトープの掃除から始まった。15名の参加者と共に溜まった落ち葉を取り除き、泥を掻き出す作業に取り組んだ結果、涸れ果てていた水路に水が流れ始めた。様々な生き物の存在も確認でき、活動への手応えをつかんだ森さん。現在は、毎月第2日曜を「ビオトープの日」と設定し、水路の管理や生き物観察などに取り組み続けている。
「どんどん落ち葉は溜まるし、すぐに草が生えます。泥も掻き出さなくてはいけないので作業は大変ですが、全く水のなかった水路を水が流れ、生き物もやって来るようになりました。誰かが手を動かせば、その場所や地域が良くなるんだと実感できたことは、大きな気付きでした。」と森さんは話す。
そんなビオトープの活動では、人と関わるきっかけが生まれたり、参加者同士が仲良くなることも魅力の一つになっている。「虫や鳥が好きな人もいれば、巣箱を作ってきてくれる人もいます。集めた落ち葉を腐葉土にして、農業に活かしたい人もやって来ます。」と廣谷さんも楽しそうだ。
森さんは「今後は、もっと子どもたち主体でビオトープの環境づくりを進めたいと思っています。どんな木や植物があれば出会いたい生き物がやって来るのか、子どもたちと話し合います。」と話す。
そんなビオトープに加え、森さんがさらに興味を惹かれたのが、廣谷さんが取り組む竹林整備だった。

泥を掻き出し、生き物がすみやすい環境を維持し続けている

竹は伐採されない状況が続くと自然環境に影響をもたらす

地域課題の竹林が、人との出会いを運んでくれる

竹は古来、日本人にとって身近な資源として活用されてきたが、近年では、放置竹林が全国的な地域課題の一つとして挙げられている。三田市でも整備を担う人たちの高齢化などにより、成長を終えた竹の伐採ができない竹林が増え、自然環境の荒廃が懸念されている。そうした課題の解消を目指して廣谷さんが取り組む竹林整備に、森さんも参加するようになった。
伐採した竹を農業用のチップなどに加工する作業を手伝ううち、竹林が引き起こす環境問題への理解を広めるため、もっと竹を利用したいと思うようになった森さん。
竹炭の材料加工や、竹コンポスト、おもちゃ、ひな人形づくりなど、竹を使ったワークショップや製品づくりに取り組む一方、知人のアドバイスを受け、竹炭を食用パウダーに加工して販売することを思いついた。廣谷さんがオリジナルラベルを作成し、三田市内の自然食品店の店頭やイベントなどで販売している。

こうした地域活動に取り組む良さは、成果が具体的に目に見えることで活動が広がり、地域内につながりが育まれていくことだと言う森さん。
「ビオトープが生まれ変わったり、竹林が美しく整ったりすることで変化した実感がわきます。達成感も生まれやすいため関わる人の数も自然と増え、活動の広がりを感じることができます。」
活動を続けるうち、子どもを連れて訪れるようになった父親や、家族ぐるみで参加するようになった人たちなど、様々な世代の人たちが集うようになった。中には、自らが勤務する校内の竹林を整備し始めた高校教諭もいる。
「いろいろな人と出会えたおかげで、新しく取り組んでみたいことができると『私も手伝えるよ』『それはここへ相談に行ったらいいよ』と、協力してくれる人がたくさん現れました。やってみたいと思ったことが、何でもできそうなネットワークが生まれたことは、すごいことだと思っています。地域団体の良さは、様々な職種の専門家が周りにいること。しかも、皆さんが自然とつながっていくのがありがたいです。」
そんなつながりから実現した活動が、「さんだ地域食堂」だ。

参加者は少しずつ増え、自然と多世代が集う場となった

竹炭を食用パウダーに加工した商品三田市内の自然食品店やイベントで販売している

地域食堂を始めたら、もう一つ地域食堂が生まれた!

「さんだ地域食堂」とは、毎月一回、三田市内のスーパーで売れ残った食材をもらい受け、定食をつくってふるまう活動だ。森さんと「さんだオーガニックアクション(*)」
のメンバーが中心となり、ご飯と味噌汁、小皿10皿分のおかずを一食分として提供。食べる人自らの申告によって料金が決まる募金制で運営している。
「海外では、自分が払える料金だけで利用できる食堂が、身近にあると聞きました。そんな活動ができたらいいなと思っていたんです。」
そんな森さんの想いに呼応するように、「デイサービスのスペースで、地域に開放したカフェを始めたい」と、NPO法人の担当者に声を掛けられ、食材を提供してくれるスーパー2軒も紹介された。「やってみたいこと」を後押ししてくれる人たちと力を合わせ、令和3年11月から活動をスタートさせている。

地域食堂を始めて森さんが驚いたのは、廃棄される食材の多さだった。食堂を開く前日に一度、2軒のスーパーへ行くだけで、30人~40人のお腹を満たす以上の食材が集まるという。
「廃棄される食材を消費することは、フードロス問題の解消につながります。また、食堂を地域に開放していることで様々な人とつながり、私たちの地域食堂を利用された方で、自ら地域食堂を始めた人もいらっしゃいます。『くるり』が食堂を月2回開くのは難しいけれど、誰かが開いてくれるなら私たちが月2回開くのと同じこと。毎日どこかで、地域食堂が開かれるようになったらいいねと話をしています。」と森さん。
こうした様々な「くるり」の活動は、教育現場へも広がりを見せている。

*さんだオーガニックアクション: 健康な食と持続可能な農業を未来の三田市に残したいと、オーガニック給食の普及などを目指して活動している市民団体

スーパーの廃棄予定の食材を活用して定食を提供

子どもたちへの環境教育は、楽しく遊ぶこと

ごみを減らす意識と行動に変化を起こすきっかけづくりとして、ゲームを通して楽しく遊びながら学ぶ「ごみゼロカードゲーム」。「腐ったリンゴ」「穴の空いた服」「たばこの吸い殻」「使用済みの割りばし」など、日常生活でゴミとして扱われるものが記載されたカードをめくり、めくったカードに書かれているものを、どうやってゴミにせず救い出すかを話し合うゲームだ。
小学校から依頼を受け、5年生100人を対象に開催したり、「くるり」独自でワークショップを開いたりするなど、少しずつ環境教育が地域にも浸透し始めている。

そんなカードゲームを使ったワークショップに一緒に取り組むのが、資源循環に携わる奥野光久さんだ。
「森さんと一緒に開催した子ども向けのワークショップでは、子どもたちが楽しくイキイキと、環境について学んでいる様子を目にすることができました。私が開催する際の対象は高校生や社会人が中心ですが、大人であっても、楽しさを前面に出せばいいんだと、新しい角度からの発見がありました。」と話す。
ゲームに参加した子どもたちは、学んだことを素直に実践する。
「帰宅後、ゴミについて家族で話し合ったり、ゴミを増やさないように工夫したり、公園へ遊びに出かけるたびにゴミを拾って帰るそうです。学んだことを生活に取り入れ、継続的に取り組んでくれることが本当にうれしい。」と喜ぶ森さん。
そんな森さんの姿から、廣谷さんは「やはり継続は力だな」と実感すると話す。

若い世代が地域活動に参加するきっかけづくりにもなっている

小さな取組の継続こそ、活動の大きな成果になる

「大学時代の思い出づくりとして、地域活動に取り組む学生も少なくないなか、森さんはビオトープの再生活動にも竹林整備にも、地に足をつけてコツコツと取り組み続けています。素晴らしいと思っているんです。」と言う廣谷さんに、森さんは「学生時代に取り組んだだけで、環境問題が解消されるわけではない。それだけでは一生住める地球にもならないから。」と、きっぱりと答える。
「環境問題が少しでも解消され、ずっと住み続けられる地球であってほしくて始めた活動です。長い目で見なくてはいけない課題なので、自分にできることを続けていたいだけなんです。大切なことは、今まで環境問題に興味がなかった人に意識するきっかけが生まれ、一人ひとりが小さな取組を続けること。それこそが大きな成果だと思うんです。」
そんなきっかけを届けるため、森さんが心がけているのは、「くるり」の活動が「環境にいい」と伝えることだけでなく、「人と出会うきっかけになる」「みんなで取り組むと楽しい」と、面白さを届けることだ。
それを受け取った一人が、まりさん。知人に誘われて参加した「ごみゼロカードゲーム」で「くるり」と出会い、3人の子どもたちと活動に参加するうち、自分にできることをしようと思うようになった。

「私にできることは、伝えていくこと。もともと趣味だった古着のリメイクが、環境問題の解消につながると気づき、ワークショップを始めました。端切れを使ってキーホルダーやタッセル、ペンケースを作ったりするのですが、なかにはワークショップに参加できなかったとしても、『次の機会に参加する時のために』といって、古着を処分しなくなった人も現れています。」
そうした小さな変化を見聞きするたび、「活動を続けてきてよかったと思う」と言う森さん。
「私が自分のタンブラーでコーヒーをテイクアウトする様子を見て、タンブラーを使い出した友だちや、ラップフィルムに包んでいたおにぎりを、お弁当箱に詰めるようになった友だちもいます。そうしなくてはいけないからではなく、それが心の豊かさを感じる生活だと気づき、楽しみながら行動を変えているんです。ちょっとした意識の変化を見た時、本当に良かったなと思います。」
そんな活動を続ける上で、森さんには大切にしていることが2つある。

リメイクによって古着の新たな使い道が生まれる

どんな境遇の人にも、届けたいのは楽しい居場所

ひとつは、「視点を変える」ことだ。
「竹林整備を通じて、見方を変えると竹は『害』になることばかりではなく、面白い製品になることがわかりました。同じように、洋服も着なくなれば自分にとってはゴミですが、他人にとっては『着たい』と思われるものかもしれません。リメイクすれば新しいものとして、再使用できるようにもなります。視点を変えるだけで結果が変わることが、環境問題の面白さだと感じます。」
活動に参加する人たちにも、「こんな視点もあるんだ」と気付いてほしいと話す。
そしてもうひとつが、どんなことも「強制しない」ことだ。
「生き方を強制されない空間づくりが理想です。環境整備は、周囲の人が楽しく活動したり、癒されるための場をつくる道具。活動を通じて、一番大切にしたいのは『人』です。いろいろな境遇の人にとって、『くるり』が新しい居場所になることも、活動に取り組む一つの意味。自らが『行きたい』と思える場所へ行くうちに楽しくなり、活動に参加することで地域も良くなっていく。そして気付いたら、環境問題の解消にも関わっていた。そんな『くるり』でありたいんです。」と森さん。
「くるり」の周囲に生まれ始めた、地域を想う気持ちの小さな循環。いつかそれが、まちも人も巻き込む大きな思いやりの輪になる日を目指し、みんなと手を取り合いながら「くるり」は進んでゆく。

集まる人たちが強制されることなく当たり前のようにゴミ拾い

タケノコの竹炭焼きを出品

竹林の整備中に出た木材に原木しいたけの駒うち。
大人も子どもも楽しめるイベント

(取材日 令和4年9月16 日)

3つの活動ポイント

  1. 参加者自身に「行きたい!」と思う気持ちが生まれる活動を工夫し、提供している
  2. 周囲の人を巻き込みながらつながりを育み、協力し合って物事に取り組んでいる
  3. 活動の目標を長期的な視点でとらえ、自分にできることをコツコツと継続している

環境循環団体くるりの
ここが好き・いいところ

環境循環団体くるり 代表

森 蓮音さん

3回生で活動を始めた当初は、環境問題を自分が住んでいる地域の課題として感じてはいませんでした。「廃棄物」や「温暖化」といった一般的な捉え方しかしていなかったんですが、実際に地域に出て活動してみると、いろいろ気づくことばかりでした。
私は勉強して知識を身につければ満足するタイプだったのですが、自分にできることを実践していくと、助けてくれる人や手伝ってくれる人、一緒にやろうと言ってくれる人が集まってきてくれました。学校に行きにくい子どもたちも、ビオトープにやってきます。誰もがそれぞれの立場で、取り組みやすい方法で、できることから始めていけばいいと思っています。
「くるり」は、学生時代の思い出づくりのためでも、就職活動に活かすためでもなく、自分が暮らす地域や地球を大切にしたくて始めた活動です。私は私のペースを大切にしながら、このまま続けていきたいと思っています。

草源舎

廣谷 龍児さん

「草源舎」は、里山や竹林の整備、草刈り、清掃作業など、いろいろな依頼をいただく、いわば地域の便利屋です。
「くるり」と一緒に竹林整備を行うようになり、月に一度の作業にたくさんの人が参加してくれるようになりました。男性だけで作業していた竹やぶに、小学生から大学生、女性まで来られます。楽しんでもらえるのが何よりうれしいです。
森さんは、何事も「率先して自分が行動する」「物事を継続する」「決して人に強制しない」という人。ビオトープの再生も、竹林整備も、自ら実践し続けているのは素晴らしいと思います。人の心を引き付ける森さんは、三田のまちの宝になる気がしているんです。
今後は、’刈った草や掃除で集めた落ち葉の肥料化や、農家が廃棄せざるを得ない規格外野菜の活用など、新たな循環の課題にも取り組めたらいいなと思います。「くるり」は多世代での取組ができるため、高齢化社会に向かうなか、若い世代も一緒に成長できる場を作っていけたらいいですね。

奥野 光久さん

資源循環に関連した職場で、事務職に就いています。私自身が環境に携わる仕事をしていることもあり、初めて森さんと出会ったときは「三田市で、こんな活動をしている団体があったんだ。」と、思わぬ発見をした気分でした。
「ぜひ一緒に取組をしましょう。」と話が盛り上がり、令和3年9月に「ごみゼロカードゲーム」のワークショップを一緒に開催。それをきっかけに、イベントのプログラムを企画したり、子どもたちに向けた教育プログラムのお手伝いに参加したりしています。
また、「くるり」には、竹炭パウダーの提供にも関わっていただいているので、私自身ももっと竹林整備に参加できたらいいなと思っています。
私自身は、三田市で衣料品のアップサイクル(*)の仕組みづくりができないかと考え、少しずつ動き始めています。
また、竹炭を使った土壌改善や、カーボン・オフセット(*)の製品・サービス開発など、「くるり」と出会ったことで、取組んでみたい夢が広がっています。

まりさん

昔から、「もったいない主義」なんです。でも、だからといって環境問題を特別に意識していたわけではありません。
古くなったジーンズをバッグにリメイクするなど、自分が楽しむ程度。何かを捨てる時「これもゴミになるのか……。」と多少気にかかるくらいで、「ゴミって減らせないのかな。」とぼんやりとしか考えていませんでした。でも、子どもたちと一緒に「くるり」の「ごみゼロカードゲーム」のワークショップに参加したことで、「やっぱりごみを減らすことは大切だ!」と実感できました。
ゲーム中、使えなくなったものをどう処理すればいいかを考える中、子どもたちからはいろいろな案が出ました。「修繕すれば使えるようになったり、いろいろな使い道が生まれるな。」と、改めて自分が楽しんでいるリメイクの価値に気づくことができたんです。
「くるり」と出会ってから、小学5年生の長男は竹林整備に参加し、作業の大変さを実感しました。2年生の次男は、ビオトープの落ち葉掃除に加わったのですが、このハードな作業をしてくれている人がいることに気付いたようです。子どもたちにも、いい経験をさせていただいています

*アップサイクル:捨てられるはずだった廃棄物や不用品に、手を加えて新しい製品に生まれ変わらせ、そのものの価値を高めること

*カーボン・オフセット:温室効果ガス排出の削減努力を行うと共に、削減・吸収を実現する活動を実施することで排出量を埋め合わせようという考え方

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内橋麻衣子