淡路島で人と人を繋ぎ続ける
「淡路島を耕す女」として活動してきた、やまぐちくにこさん(耕す女は2023年夏引退)。淡路島で長年人と人とを繋ぎ、現在は古民家を改装した宿泊機能付きのシェアスペースを、アーティスト・イン・レジデンスの拠点として活用・PRする事業を行っています。
やまぐちくにこ
NPO法人淡路島アートセンター
1969年兵庫県洲本市生まれ。高校卒業とともにいったん島を離れるものの、結婚を機に戻る。アートを通じてコミュニケーションの機会を提供する「NPO法人淡路島アートセンター」、などの設立や島内の人やモノが集まるAWAJISHIMA Sodatete Marketを開催するなど、人と人をつないでいく活動を続けている。
インターン生のミッション
多くの人を巻き込み企業やアーティスト達と協働しながらイベントの企画や調整を同時並行的に行っており活動が多岐に渡るやまぐちさん。今回インターン生には今やっている活動に「自分にない感覚を入れたい」と、若者ならではの新鮮な発想や視点を期待しています。
想定される活動
やまぐちさんの活動をサポートしながらやまぐちさんの事業を取り巻く全体像を把握します。
やまぐちさんが現在力を入れている「アーティスト・イン・レジデンス」のPRを担当。PR方法はインターン生のアイデア次第。人を呼び込むイベントを企画するも良し、SNSで情報発信するも良し。色んな引き出しでアイデアを試すことが求められます。アーティスト・イン・レジデンスとは、各種の芸術制作を行う人物を一定期間ある土地に招聘し、その土地に滞在しながらの作品制作を行わせる事業のこと
インターンシップ概要
活動テーマ国際・アート・文化
活動場所洲本市(淡路島)
求める人物像主体的にアイデアをどんどん試していける人フットワーク軽く、人に会いに行ったり現場に出かけたりできる人なんでも面白がれる人!車の免許があるとなお嬉しい。(淡路島内では車の移動ができると便利です)
豊岡の私設図書館でケアの文化を育む
学生時代から医療者が屋台を引いて街中を練り歩く屋台カフェや地域診断といったケアとまちづくりに関する活動を豊岡で行ってきた守本さん。現在は医師としてフルタイムで働きながら、商店街の空き店舗を改修したシェア型図書館「だいかい文庫」を社会的処方の拠点として運営しています。
守本陽一
一般社団法人ケアと暮らしの編集社
1993年、神奈川県生まれ、養父市出身。医学生時代から医療者による移動式屋台のカフェや、医療・介護・福祉・デザイン・アートとまちづくりを掛け合わせた「ケアとまちづくり未来会議」の開催など、まちとケアの橋渡し活動を行う。一般社団法人ケアと暮らしの編集社を設立し、地域の孤独解消の拠点となる「だいかい文庫」を開設。
インターン生のミッション
だいかい文庫には訪れる人達を見守ったり、コミュニケーションを取ったりする「お店番」の存在が不可欠です。
「まずはぜひ「お店番」の活動から」と守本さん。多様な人が集まる場づくりを体験しながら、自分にできることを模索し、「興味や相性が合えばイベントの企画や事業の運営に関わってもらえます」とのこと。
想定される活動
まずはだいかい文庫に訪れる人々や事業の全体像を把握することを目標とします。基本的なマニュアルはありつつも自分なりの場作りやコミュニケーションのあり方を模索する活動になります。
より発展的な活動にチャレンジしたい場合は、守本さんやスタッフの方々と協議の上、だいかい文庫で開かれるイベントを企画したり、だいかい文庫そのものの運営に携わることも可能です。
インターンシップ概要
活動テーマまちづくり・地域・福祉・ケア
活動場所豊岡市
求める人物像ケア、場づくり、社会的処方といった活動に関心がある人人が集う場作りに関心がある人人の話を聞くことや人と話をするのが好きな人!
島暮らしの魅力を家島から発信する
家島の魅力にとりつかれ2011年に移住し、島の魅力を発信してきた中西さんが最近特に力を入れているのが、宿泊事業。現在、空き家をリノベーションした一棟貸しのヴィラを2つ運営中。さらにはもう一棟オープン予定となっています。
中西和也
いえしまコンシェルジュ株式会社
1985年大阪市生まれ。大学で建築を学ぶも、人口減少の中で新たな建物を建て続けることに疑問を抱く。そんなとき、家島で観光コーディネーターを養成し、空き家をゲストハウスとして活用するプロジェクトに参加、島の魅力にハマり2011年に移住。「いえしまコンシェルジュ」として、島のガイドや移住支援のほかイベントなどを主催。
インターン生のミッション
まずは島の入口とも言える宿泊業をお手伝いいただきます。チェックイン業務や接客、片付けなど基本的な業務を通していえしまコンシェルジュや家島のこと、島に訪れる人達のことなどの全体像を掴みます。加えて新たにオープンする宿のオープン準備作業にも関わってもらいます。
もう一つの大きなミッションは家島の暮らしを発信すること。そのためにまずはインターン生自身で島の生活を楽しんでください。業務の空き時間にフットワーク軽く近所のカフェに出かけたり、島の住民と仲良くなったり、ふとした風景を写真に収めたり。そうして溜めていった「島の魅力」をSNSやブログ等で発信すること、そしてインターンの活動体験そのものを最後に文章としてまとめること。それが大きな貢献になります。
インターンシップ概要
活動テーマ地域活性化・まちづくり
活動場所姫路市家島
求める人物像家島にある程度まとまった日数滞在できる人!フットワーク軽く「自ら楽しみを見つけ出せる人」!イレギュラーな業務にも前向きに取り組める人!
丹波の高校生に「生き方」を問いかける
鹿肉の料理を提供するレストラン兼宿泊施設を経営しながらNPO法人imagine丹波を立ち上げ、学校現場でキャリア教育支援を実施している。授業だけでなく学校内に設けられた自習室や探究ルームの運営などにも携わる。
鴻谷佳彦
NPO法人imagine丹波
1977年、丹波市生まれ。高校を卒業後、料理人の父の勧めで日本料理の道へ。2010年、日本初の鹿肉料理専門店を丹波市にオープン。鹿肉をきっかけに、小学生から大学生まで幅広い世代の食育や高校生のキャリア形成に関わる教育支援などにも取り組んでいる。2018年には、丹波市に関わる人たちのキャリア形成に寄与するNPO法人Imagine(イマジン)丹波を設立。高校生には自ら進路や生き方を選べる力の育成を、大人たちにはそれぞれのキャリアを後進に継承する機会を届けている。
インターン生のミッション
【高校キャリア教育のサポート】
まずは鴻谷さんが受け持ってるキャリア教育の授業にサポートとして入っていただきます。サポートしながら鴻谷さんのキャリアに対する想いやメッセージを学びながら実際に生徒たちと関わり合ってもらいます。
【キャリアをテーマにした企画】
授業だけでなく自習室や探究ルームの管理運営のサポートも可能です。特に探究ルームでは持ち込み企画も可能。高校生を対象に、例えば恋愛講座やお金の授業などの生徒たちの好奇心をくすぐる企画を実践してもらえます。
インターンシップ概要
活動テーマ子ども・教育
活動場所丹波市
求める人物像キャリア教育や探究学習など「教育」のテーマに関心がある人!実際に高校生や中学生と関わりながら教育現場での活動体験をしてみたい人!自分自身もキャリアや生き方について考えてみたい人!
播州織作家と「日常の豊かさ」を作る
ただ作って売るだけではなく、生地の原料について知り、ものづくりの原点に立ち返るため、綿花の栽培にも力を入れ、数年前からは敷地内で羊やヤギ、アルパカたちを飼い始めました。「ものごとが循環がされてて、そこで暮らす人たちがみな愉しくワクワクしてて、しかも持続可能である」状態を目指したniime村構想を描いています。
玉木新雌
有限会社玉木新雌
1978年福井県勝山市生まれ。大学・専門学校でデザインを学び、繊維専門商社に就職。パタンナーとして働いた後、独立。理想の布を求める中で播州織に出会い、その新解釈と開発を目指して2004年にブランド「tamaki niime」を立ち上げる。生産拠点を置く西脇市の織物業者とも連携しながら、一点モノにこだわったショールや服を生産し、「新たな播州織」を発信している。
インターン生のミッション
【アパレルの製造や販売のサポート】
まずはtamaki niimeのメインの事業となるアパレルの製造や販売スタッフのサポートに入っていただきます。リアルな現場を感じてもらいながら、tamaki niimeで働く人、tamaki niimeに関わる人達や現場の環境を掴んでください。
【自主企画や他事業への参画】
tamaki niimeではアパレルだけではなく関わる人の日常を豊かにする取り組みを行っています。niime村構想の一環として始まった畑作りや動物の飼育、また最近は会社近くの古民家を改装して開かれた学びの場を作ろうとしています。興味があればこれらの活動にも携わっていただけます。
インターンシップ概要
活動テーマ地域活性化・まちづくり・環境・農業
活動場所西脇市
求める人物像なんでも楽しめる人!自分で疑問を持って突き詰めていける人!「ここで活動したい!」という想いが大事!!
エンタメの力で淡路島を盛り上げる!
主に映像制作やイベント企画実施を担う株式会社海空を経営する。毎年恒例になっている「うみぞら映画祭」や日本財団うみと日本プロジェクトとコラボしたプロギング(ジョギングしながらごみを拾う新しいフィットネス)イベントなどをプロデュース。淡路人形浄瑠璃再生プロジェクトにも協力し、現在は新演目を制作予定だと言います。また、うみぞら映画祭は10周年を控え、クラウドファンディングも構想中。
大継康高
株式会社海空
1982年、洲本市生まれ。映像制作会社勤務を経て、平成24年、株式会社海空を京都市で創業。テレビ番組の企画制作をはじめ、様々な映像制作に取り組む中、平成28年、初めての自主開催イベントとなる「海と空の間に浮かぶ水上スクリーン うみぞら映画祭」を、生まれ故郷の淡路島で開催。自ら監督、プロデューサーを務めたオリジナル映画も上映し、毎年たくさんの人が集まる人気イベントに育てている。京都と淡路島の2か所の事業拠点を活かし、様々な取組に挑戦中。
インターン生のミッション
【大継さんや海空スタッフの業務サポート】
まずは大継さんのもとで業務をサポートしながらリアルな現場を学ぶことから。主に淡路人形浄瑠璃の新演目を作るプロセスに携わってもらいます。得意分野によって多様な活動が可能です。例えば文章作成が好きであれば資料作成、英語が得意であれば翻訳作業など、それぞれの「得意」を活かせます。
【10周年広報・PR企画】
来年10周年を迎えるうみぞら映画祭。そのアニバーサリーに向けてクラウドファンディングを構想しています。重大な節目のチャレンジですが、ぜひこのクラファン企画・PRに力を貸して欲しいとのこと。
インターンシップ概要
活動テーマエンタメ・地域活性化
活動場所洲本市(淡路島)
求める人物像とにかく「エンタメ」に熱い思いを持つ人!それが必須条件です!泥臭く何でも学ぶという姿勢で活動できる人!文章や写真、デザインやSNSなど、何か特化した強みがある人!
多様性にあふれた居場所を神戸に作る!
定年後に自分自身の居場所を作ろうと考えたことがきっかけで開いた「こもれど」。そこで培った長年の経験とネットワークを活かして、2024年コープリビング甲南内に「甲南げんき村」を開設しました。オープンしてわずか1年で16の地域団体が協働活用する場となるなど、急成長中です。
中村保祐
甲南げんき村
1944年、北京生まれ。広告代理店を経て食のプランニング会社に勤務。20年間の東京での単身赴任生活中に、調理師免許を取得。定年を機に神戸市へ帰郷後、地元の地域活動などで知り合った仲間と共に自分たちの居場所をつくろうと、2011年4月「東灘こどもカフェ」を立ち上げた。2018年、内閣府「子供と家族・若者応援団表彰」、ひょうご県民ボランタリー活動賞を受賞。"居場所"を通じて地域活動を謳歌する日々を過ごしている。
インターン生のミッション
【地域の居場所(甲南げんき村)の運営】
多様な人々が訪れる居場所の運営。多くの人とコミュニケーションを取ったり、利用団体さんによるイベントを取りまとめたり、細やかな活動が必要になります。まずは居場所を運営しながら甲南げんき村を取り巻く人々やその想について理解を深めましょう。
【居場所同士をつなぐチャレンジ企画】
日々いろんなイベントが開催される甲南げんき村ですが、インターン生自身による持ち込み企画も大歓迎!また中村さんが今構想する「居場所同士をつなぐ」ことを目的とした企画を一緒に実現することも期待されています。
インターンシップ概要
活動テーマ居場所・地域活性化・生活支援
活動場所神戸市東灘区
求める人物像居場所、場作り、生活支援、多世代交流などのキーワードに興味のある人イベントや講座の企画、実践にチャレンジしてみたい人フットワーク軽く色んな人とつながりを作ることに抵抗がない人
まちに遊びと学びの場を
教育現場での情報教育にかかわるうちに「教育に何かができるのではないか」と考えるようになり、NPO法人を立ち上げた。「学びの原点は遊び!」を合言葉に、子どもから大人まで、世代を超えた交流を育む取り組みや子どもの笑顔は母親(女性)が輝くことでうまれるとの想いから、女性のリ・チャレンジ支援にも取り組む。
河口紅
一般社団法人さんぴぃす
2000年から教員研修トレーナーとして、授業でICTを活用するための研修を全国の教育委員会で実施。「新たな学びの場」の創出を目指して2003年NPO法人さんぴぃすを設立(現:一般社団法人さんぴぃす)。現在は教育支援だけでなくまちづくりから、子育て支援や女性の起業支援にも取り組む。すべての事業に必ず「学び」の要素を取り入れて実施することを法人の信条としている。
インターン生のミッション
環境学習イベントの企画・運営
月に一度開催している「子どもの冒険ひろば」「アシレンジャー」の活動のプログラム企画から当日の運営まで関わることができます。また、芦屋の団地の集会所をリノベーションした施設で、子どもの自発的な活動をサポート。自由に遊ぶ幼児や小学生を見守り、多世代での交流がうまれる場所で自分の得意を活かすことができます。「まちづくり」をより実践的に学びたい気持ちがあれば、他事業にも参加することもできます。
地域の起業家支援
女性の起業支援家の交流会(秋頃開催予定)の企画から入ってほしいとのこと。起業に興味がある若者には、実際に起業している方の話しが聞け、「働く」ことへの視野を広げるきっかけにもなりそうです。
インターンシップ概要
活動テーマこども・教育・起業支援
活動場所芦屋市
求める人物像学ぶ意欲がある人!自分でなにか起こしたいと考えている人女性のチャレンジ支援をしたい人子どもと関わる仕事につきたいと思っている人